雀荘で働きたい!という方は圧倒的に麻雀好きの若い男性が多いですが、同じように興味を持っている女性も多いかと思います。

このような不安からなかなか踏み切れずにいる女性もまた多いでしょう。
雀荘ってダークなイメージが強いですからね。
そんな興味を持っている方へ向けて女性の雀荘バイトについてお話したいと思います。
この記事を書いている僕はどんな人か?を簡単に自己紹介します。
裏メン経験もあります。
現在は昔から馴染みのある雀荘のWeb関連のお手伝いなどで業界にかかわっています。
といった感じなのでそれなりに業界の事情に詳しいと自負しています。
女性メンバーの仕事内容、メリット、おすすめ店舗などの話をするので気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
女性メンバーの仕事ははたして楽なのか?

まずは仕事内容から触れてみたいと思います。
大きくわけると麻雀を打つか打たないか二つとなります。
麻雀を打つ場合
ノーレート雀荘でない限りかなり待遇は悪い。
これは男女関係なくです。
ほとんどの雀荘では麻雀の負けは給料から払うことになるので、いくら手元に給料が残るかは麻雀の腕次第というところです。
負け分店負担でやっているのは新宿・高田馬場・神保町に店舗を構える「麻雀たぬ」くらいしか聞いたことがないです。
数年前に働いていた知り合いからの情報なので現在の事情はわかりませんが・・・
多くの店ではゲーム代の負担があります。
女性の場合だとゲーム代バック代が優遇されている店はそれなりにあると思います。
この辺の事情は別記事【雀荘経営における永遠の課題 恐ろしい「アウト」の制度とは】で詳しく説明しています。
麻雀を打たない場合
- 来店客の卓や待ち席への案内
- ドリンク提供
- おしぼり提供
- 卓まで行ってゲーム代を受け取る
- 卓の清掃
- 退店客のお見送り
麻雀を打たずにホール業務的な仕事をすることを「立ち番」と言います。
「女性ホールスタッフ」って名称で求人が出ていることが多いです。
仕事内容だけを見れば相当楽な部類だと思います。
ただし、客層の悪い店に当たってしまった場合はメンタル的には相当しんどいです。
原因は主に男性客からのアプローチやセクハラですね。
特に年配男性の客はキャバクラか何かと勘違いしているかのような立ち振る舞いをするようなケースも多いです。
もちろん全員が「嫌な客」というわけではないですが、常連客に一人でもいると頻繁に顔を合わせないといけないのがつらいところ。
常連客には店側もなかなか注意しにくいためなかなか改善されません。
雀荘で働く上でこの点はある程度は覚悟しておく必要があります。
今は男女平等やコンプライアンスが叫ばれる社会ですが、雀荘という特殊な空間ではその限りではありません。
「フレンドリー」と「ハラスメント」の境目がわからない人がいる確率は日常生活よりも高いです。
メンタル面では決して楽な仕事とは言えないと思っています。
雀荘バイトのメリット
まず雀荘バイトの悪いところをお伝えしましたがもちろんメリットもあります。
- 仕事内容が楽(前述した通りデメリットもあるが)
- クレームが少ない(クレームは男性メンバーや店長へ行くことがほとんど)
- 髪型・服装・ネイル自由の店がほとんど
- シフトの融通が利きやすい
- 時給が高い
- 麻雀を覚えるいい機会になる
などが挙げられます。
個人経営店だと現金手渡しで給与を渡しているところもまだまだあります。
そういう店だとお金に困ったときは融通をきかせて先払いしてくれたりするんですよね。
この点は結構助かりました!
即日現金でお金をもらえるというメリットは会社に内緒で副業をしたいという方にも嬉しいですね。
基本的に外見もかなり自由なので、派手髪などの理由で他のアルバイトが難しい方にも向いています。
バイト探しはここに注意!タイプ別おすすめ雀荘!

一言で雀荘と言ってもその営業形態はさまざまです。
いくつかのタイプ別に雀荘の特徴やおすすめポイントを挙げてみたいと思います。
禁煙店
喫煙店は基本的にめちゃくちゃタバコ臭いです。
居酒屋などの飲食店とは比べ物になりません。
タバコが苦手な方は絶対に禁煙の店を選ぶことをおすすめします。
大手チェーン店(レート:0.5以下)
低レートの店はメンバーも客層も比較的若いです。
レートの表記はウェブ上でしていない店がほとんどですがフリーのゲーム代が400円以下の店はほとんど0.5です。
緩い店が多いので学生バイトなんかだと一番楽しめると思います。
大手チェーン店はマナーがいい点ので働くには一番いい環境だと思っています。
ただし、待遇や職場環境がきちんとしていますが、前述した給料手渡しや先払いで対応してくれるかは怪しいところ。
Zoo、ウェルカム、ぱたーん、スリーファイブあたりが有名ですね。
※スリーファイブはしっかりした接客で有名なさかえ系列なのであまり緩さはないかも・・・
大手チェーン店(レート:ピン)
フリーのゲーム代が600円以上の店はほとんどピンです。
ピンの雀荘は客の年齢層が高く雰囲気も落ち着いており時給が高い傾向にあります。
さかえ、マーチャオなどが有名です。
0.5店ほど砕けた感じはなく、特にさかえ系列なんかは接客業感が強いです。
一番普通のバイトっぽく働けるのがこのタイプの雀荘ですね。
ノーレート
賭けない麻雀なので、麻雀が好き!仕事を通して覚えたい!という方にピッタリです。
ただしノーレートは店舗数が少ないので探すのが大変かと思います。
なお、ノーレート雀荘にもいくつか種類があります。
他レートとノーレートを併設しているお店
パッと思い浮かぶのはZooですね。
一部店舗にノーレートフロアがあるだけで雰囲気は0.5以下の低レート雀荘に近いです。
コスプレ雀荘・ギャル雀
こちらはノーレートで女の子と遊ぶのが目的のお店となります。
麻雀を打つだけでなく客とのおしゃべりもメイン業務なので客商売としての色が強いです。
なので、麻雀を打てることが採用の条件でしょう。
秋葉原にあるてんぱねやドラ魅ちゃんが有名です。
個人経営・小規模チェーン
世の中の雀荘の大多数を占めるのがこれ。
正直当たりはずれが非常に大きくひとくくりで語るのが難しいです。
こじんまりしたお店でも賑わってマナーがいい店もあれば、一部の常連客が好き勝手な立ち振る舞いをするマナーの悪いお店もあります。
冒頭で話をしたセクハラの話はこのタイプの店で起こりやすいです。
特に客付きが悪く常連で持っているような店は注意しにくいので・・・
特にレートがピンで高齢層が多い店はマナーが悪い傾向にあると僕は感じています。
あと気を付けなければいけないのが時給です。
普通に最低賃金額を下回る時給の店が結構あります。
執筆現在(2020年1月)の東京都だと時給1,000円でも最低賃金割ってますからね。
最低賃金は必ず確認しましょう。
まとめ

女性の立ち番の仕事内容は他業種に比べてかなり楽です。
ただし店(客層)によっては大変な思いをすることもあるので普通のウェイトレス感覚で考えていると厳しいかと思います。
立ち番は麻雀のルールがわからない人でも採用してたりしますが、ある程度の興味はないと退屈でつらいんじゃないかなというのが個人的な意見です。
雀荘でバイトしたいという女性にアドバイスをすると、バイト求人は一般的な求人サイトを利用することです。
求人サイトにきちんと経費をかけている店は経営も待遇もきちんとしている場合が多いです。
逆に雀サクッ!や麻雀王国などのプラットフォーム上で無料の求人情報しか出していない個人経営店なんかはブラック率が高いです。
「最低賃金を下回る時給」「遅刻欠勤の罰金」「割増賃金なし」あたりの労働基準法違反はよく聞く話です。
これは雀荘以外の求人でも同じことですね。
これらのアルバイト求人サイトで雀荘のバイトを見つけることができました。
まずはこれらの求人サイトで探してみてはいかがでしょうか?
雀荘のアルバイト情報は女性目線の口コミがかなり少なくてなかなかその実態を知るのは難しいです。
筆者が男で申し訳ないですが、この記事が誰かの参考になりますように。